旅行が好きな私。コロナ過で、旅行へ行けないなら、毎日を旅行にすればいいさと千葉から南国宮崎県宮崎市へ移住。趣味のサーフィンと九州の歴史を巡ってます。早いもので移住して1年経ちました。
九州は行ったことが無かったので、当然宮崎は土地勘なし。知り合いのオススメと雰囲気で家は決めました。住んでみないと解らないですからね。宮崎市に住んでみて解ってきたことを、どんどん追記してシェアしていきたいと思います。
1・宮崎市は津波に注意
宮崎県は海と山の県で、宮崎市は海の側にあります。

宮崎市の市街地の真ん中に、大淀川が流れています。

近年、南海トラフが心配されています。江戸時代には日向灘に地震があり、宮崎市に津波があったことが記録されています。江戸時代以前にも、津波は何度もあったと思いますが、記録はないみたい。(そういう場所には昔の人は住まないですからね)
宮崎市で住まいをお探しの方は、まず宮崎市津波ハザードマップを確認することをお勧めします。
南海トラフ巨大地震や日向灘地震での津波は最大16mで平均9mを予測。

宮崎市津波ハザードマップの浸水想定区域を見ても土地勘が無いとイメージしずらい。

「海と川沿いじゃなきゃいいのね」って感じですが、宮崎市は山に囲まれてて住める場所が少ないです。
宮崎市の津波被害想定エリアをGoogleMapに重ねてみる。


住まいは、津波ハザード外か、3階以上をオススメします。
2・宮崎市は洪水に注意
九州は雨が多く、宮崎県は特に雨が多い県です。
赤色=宮崎県 黄色=九州 緑=関東

宮崎市は山に囲まれていて、山からは無数の川が流れています。近年、線状降水帯が多く発生し、お隣の熊本県の球磨川氾濫も記憶に新しい所です。
宮崎市は東京(千代田区)と比べると、降水量が約1.6倍多いです。

気象庁より
東京都千代田区と宮崎市を月別で比較
宮崎市は6月~9月に集中的に雨が多いことが解ります。

総務省統計局より
住居選びには洪水ハザードマップも参考にしましょう。
宮崎市洪水ハザードマップも、これから宮崎市に住もうと思っている土地勘のない人には分かり難いです。自分の気になる地点から調べられますが、逆の、どの地域なら洪水が来ないか?は解らない。
宮崎市上部に流れる石崎川と、中央部に流れる大淀川、下部に流れる清武川と加江田川。その他、川の近くは危険です。
全体図イメージ(細かいのは反映してません)

住まいは、洪水ハザード外か、3階以上をオススメします。
3・宮崎市は土砂災害に注意
熱海市の土石流災害は記憶に新しい所です。
宮崎市は山に囲まれています。宮崎をドライブしていても土砂崩れを起こしている所をよく見かけます。
宮崎市土砂災害注意MAP

重ねるハザードマップより
崖や山の側も住所探しから外した方が良さそうです。
4・まとめ
4-1宮崎市は安全に住めるところが少ない
海と山と川に囲まれた宮崎平野にある宮崎市。住める平地が少ないうえに、津波・洪水や土砂崩れ等を考慮すると、住むところが本当に少ないです。
まずは命が大切。津波・洪水・土砂災害ハザードマップを確認しましょう。
津波と洪水と土砂災害ハザードマップを合わせた地図

宮崎市の場合、賃貸で、新しく良さそうな物件は(オートロック/オール電化/エアコン完備/wifi完備/マンションなど)今まで人が住んでなかった津波地帯ばかりです。
また、津波・洪水・土砂災害が無い地域の良さそうな賃貸は、人気でなかなか空きがありませんので長い目で探して下さい。
4-2特にここは危ないよっていう地域
特に大淀川河口沿いは危なそうです。津波と津波時の川の逆流でかなりの被害になりそうです。
大淀川北側で言うと、高洲町、中西町、潮見町、吾妻町、日ノ出町など。大淀川南側なら赤江、恒久あたり。上流側の大淀川沿いや新別府川、清武川、加江田川沿いも危険。

4-3じゃあどこが良いの?
宮崎市は至る所に危険地帯があるので、「この地域は安全」という場所はありません。
安全な住まいを簡単に探したいなら、
・宮崎市内で
・宮崎駅から7㎞~10㎞圏内で
・津波・洪水・土砂災害ハザードマップにかかってない所
と不動産屋に言ってください。
「範囲が広すぎて面倒くさいよぉ~」
「比較的安全地域が多い○○町とか無い?」と、これを見てる人は言いたいですよね?
「川の側」「山、崖の側」はやめて、3階以上に住めば、被災確率は低そうです。
津波・洪水・土砂災害ハザードマップを重ねた図を見て探すと、

①は市街化調整区域(用途地域)が多めで住居は少なめ。となると、
②の加納・清武・本郷・木花台地域の高台エリアが本命でしょうか?
宮崎市中心地へも近く、お店も多いので住みやすいと思います。比較的ハザードマップ外が多いと言えそうです。
もしくは、津波・洪水・土砂災害ハザードMAPを見て隙間を探すしかないです。
良い出会いがあることを祈ります!
おまけ
避ける場所は他にもあるぞ。宮崎市の公害地帯。
①宮崎空港周辺
365日飛行機の離発着があるので当然うるさいです。
しかし宮崎空港は
・便数が少ない
・大きな飛行機の離発着はない
のでそこまで気にならない印象です。成田空港なんて5㎞ほど離れてても聞こえますからね。
とはいえ離陸時の飛行機は爆音です。斜線地帯は避けましょう。
本郷・加納エリアで住居を探すなら、飛行機のタイムテーブルを確認し、現地で騒音レベルを確かめることをオススメします。

②航空大学校
宮崎空港に隣接し、宮崎空港の滑走路を使い訓練している航空大学校。
訓練機が月~金の9時~20時で飛び回り半端なくうるさいです。
騒音レベルとしては、改造マフラーの原付が家の周りを1日ぐるぐる走ってるのに近いです。あとは家の近くを通るヘリコプターや草刈り機の音。
訓練のセスナ機の音:2分23秒~
騒音計で調べてみたら、斜め上を飛ぶ訓練機が70db(La5)以上を計測しました。窓を閉めててもうるさくて目が覚めるほど。窓を開けていたらTVの音は聞こえません。コロナ過の中、窓を閉めて生活してました。これも理由の1つで、その後引っ越し。
訓練飛行ルートはこんな感じ。フライトレーダーというアプリで調べられます。


特にこの地域(赤斜線)は月~金はウルサイです。一人暮らしで、昼間仕事ならまだ良いかもしれませんが、
・シフト勤務や夜間勤務で昼間で寝る人。
・平日休みの人。
・在宅ワークの人。
・定年後の住処。
・奥さんは家に居る場合などは、絶対に外す地域です。

日南市や都城市の上もグルグル回ってます。

宮崎県の皆さんはうるさくないのでしょうか?不思議?
宮崎県の人口は100万人しかおらず、将来、100~150万人以下の県は無くなると思われ、宮崎県の存続の為には、人口を増やす必要があります。
ただでさえ、住めるところが少ない宮崎市。その人口集中地域の上を騒音を出し、住民が我慢してまで訓練する必要があるとは思えないのは私だけでしょうか?
これだけウルサイと、お金持ちや、老後の移住先には選ばれにくいでしょうね。せっかく、きれいな海と山や自然があり、飛行機で東京まですぐなのに、もったいないと思う関東からの移住者の意見でした。
航空の騒音に関して調べてみると、WECPNLという測定法みたいで、生活騒音などとは測定法が違い、相当ゆるくなりそうですが、宮崎市民と日南市民、都城市民で数万人ほどの署名が集まれば十分話し合いがもてると思います。
また、国や県では、公害(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下及び悪臭)の調停や裁定などによって公害紛争の迅速・適正な解決を図る機関もあり、これらは1万円以下でできます。
公害というのは、ほとんどが市の条例で規制しているので、市議会議員に相談し、市議会で話し合うのが良いのですが、各自治会から代表として出ている人にそこまでの意欲や知識は無いかもしれません。
宮崎市公害防止条例
宮崎市公害防止条例施行規則
まあ、裁判しても30万ほどですので、30人で1人1万円でしっかりとした話し合いがもてます。
実際は、住めるところがかなり少ない宮崎市でした。良いお住まいが見つかると良いですね。
九州は行ったことが無かったので、当然宮崎は土地勘なし。知り合いのオススメと雰囲気で家は決めました。住んでみないと解らないですからね。宮崎市に住んでみて解ってきたことを、どんどん追記してシェアしていきたいと思います。
1・宮崎市は津波に注意
宮崎県は海と山の県で、宮崎市は海の側にあります。

宮崎市の市街地の真ん中に、大淀川が流れています。

近年、南海トラフが心配されています。江戸時代には日向灘に地震があり、宮崎市に津波があったことが記録されています。江戸時代以前にも、津波は何度もあったと思いますが、記録はないみたい。(そういう場所には昔の人は住まないですからね)
宮崎市で住まいをお探しの方は、まず宮崎市津波ハザードマップを確認することをお勧めします。
南海トラフ巨大地震や日向灘地震での津波は最大16mで平均9mを予測。

宮崎市津波ハザードマップの浸水想定区域を見ても土地勘が無いとイメージしずらい。

「海と川沿いじゃなきゃいいのね」って感じですが、宮崎市は山に囲まれてて住める場所が少ないです。
宮崎市の津波被害想定エリアをGoogleMapに重ねてみる。


住まいは、津波ハザード外か、3階以上をオススメします。
2・宮崎市は洪水に注意
九州は雨が多く、宮崎県は特に雨が多い県です。
赤色=宮崎県 黄色=九州 緑=関東

各県観測地点の降水量mm(平年値)(平成3年~令和2年)/ 総務省統計局より
宮崎市は山に囲まれていて、山からは無数の川が流れています。近年、線状降水帯が多く発生し、お隣の熊本県の球磨川氾濫も記憶に新しい所です。
宮崎市は東京(千代田区)と比べると、降水量が約1.6倍多いです。

気象庁より
東京都千代田区と宮崎市を月別で比較
宮崎市は6月~9月に集中的に雨が多いことが解ります。

総務省統計局より
住居選びには洪水ハザードマップも参考にしましょう。
宮崎市洪水ハザードマップも、これから宮崎市に住もうと思っている土地勘のない人には分かり難いです。自分の気になる地点から調べられますが、逆の、どの地域なら洪水が来ないか?は解らない。
宮崎市上部に流れる石崎川と、中央部に流れる大淀川、下部に流れる清武川と加江田川。その他、川の近くは危険です。
全体図イメージ(細かいのは反映してません)

住まいは、洪水ハザード外か、3階以上をオススメします。
3・宮崎市は土砂災害に注意
熱海市の土石流災害は記憶に新しい所です。
宮崎市は山に囲まれています。宮崎をドライブしていても土砂崩れを起こしている所をよく見かけます。
宮崎市土砂災害注意MAP

重ねるハザードマップより
崖や山の側も住所探しから外した方が良さそうです。
4・まとめ
4-1宮崎市は安全に住めるところが少ない
海と山と川に囲まれた宮崎平野にある宮崎市。住める平地が少ないうえに、津波・洪水や土砂崩れ等を考慮すると、住むところが本当に少ないです。
まずは命が大切。津波・洪水・土砂災害ハザードマップを確認しましょう。
津波と洪水と土砂災害ハザードマップを合わせた地図

宮崎市の場合、賃貸で、新しく良さそうな物件は(オートロック/オール電化/エアコン完備/wifi完備/マンションなど)今まで人が住んでなかった津波地帯ばかりです。
また、津波・洪水・土砂災害が無い地域の良さそうな賃貸は、人気でなかなか空きがありませんので長い目で探して下さい。
4-2特にここは危ないよっていう地域
特に大淀川河口沿いは危なそうです。津波と津波時の川の逆流でかなりの被害になりそうです。
大淀川北側で言うと、高洲町、中西町、潮見町、吾妻町、日ノ出町など。大淀川南側なら赤江、恒久あたり。上流側の大淀川沿いや新別府川、清武川、加江田川沿いも危険。

4-3じゃあどこが良いの?
宮崎市は至る所に危険地帯があるので、「この地域は安全」という場所はありません。
安全な住まいを簡単に探したいなら、
・宮崎市内で
・宮崎駅から7㎞~10㎞圏内で
・津波・洪水・土砂災害ハザードマップにかかってない所
と不動産屋に言ってください。
「範囲が広すぎて面倒くさいよぉ~」
「比較的安全地域が多い○○町とか無い?」と、これを見てる人は言いたいですよね?
「川の側」「山、崖の側」はやめて、3階以上に住めば、被災確率は低そうです。
津波・洪水・土砂災害ハザードマップを重ねた図を見て探すと、

①は市街化調整区域(用途地域)が多めで住居は少なめ。となると、
②の加納・清武・本郷・木花台地域の高台エリアが本命でしょうか?
宮崎市中心地へも近く、お店も多いので住みやすいと思います。比較的ハザードマップ外が多いと言えそうです。
もしくは、津波・洪水・土砂災害ハザードMAPを見て隙間を探すしかないです。
良い出会いがあることを祈ります!
おまけ
避ける場所は他にもあるぞ。宮崎市の公害地帯。
①宮崎空港周辺
365日飛行機の離発着があるので当然うるさいです。
しかし宮崎空港は
・便数が少ない
・大きな飛行機の離発着はない
のでそこまで気にならない印象です。成田空港なんて5㎞ほど離れてても聞こえますからね。
とはいえ離陸時の飛行機は爆音です。斜線地帯は避けましょう。
本郷・加納エリアで住居を探すなら、飛行機のタイムテーブルを確認し、現地で騒音レベルを確かめることをオススメします。

②航空大学校
宮崎空港に隣接し、宮崎空港の滑走路を使い訓練している航空大学校。
訓練機が月~金の9時~20時で飛び回り半端なくうるさいです。
騒音レベルとしては、改造マフラーの原付が家の周りを1日ぐるぐる走ってるのに近いです。あとは家の近くを通るヘリコプターや草刈り機の音。
訓練のセスナ機の音:2分23秒~
騒音計で調べてみたら、斜め上を飛ぶ訓練機が70db(La5)以上を計測しました。窓を閉めててもうるさくて目が覚めるほど。窓を開けていたらTVの音は聞こえません。コロナ過の中、窓を閉めて生活してました。これも理由の1つで、その後引っ越し。
訓練飛行ルートはこんな感じ。フライトレーダーというアプリで調べられます。


特にこの地域(赤斜線)は月~金はウルサイです。一人暮らしで、昼間仕事ならまだ良いかもしれませんが、
・シフト勤務や夜間勤務で昼間で寝る人。
・平日休みの人。
・在宅ワークの人。
・定年後の住処。
・奥さんは家に居る場合などは、絶対に外す地域です。

日南市や都城市の上もグルグル回ってます。

宮崎県の皆さんはうるさくないのでしょうか?不思議?
宮崎県の人口は100万人しかおらず、将来、100~150万人以下の県は無くなると思われ、宮崎県の存続の為には、人口を増やす必要があります。
ただでさえ、住めるところが少ない宮崎市。その人口集中地域の上を騒音を出し、住民が我慢してまで訓練する必要があるとは思えないのは私だけでしょうか?
これだけウルサイと、お金持ちや、老後の移住先には選ばれにくいでしょうね。せっかく、きれいな海と山や自然があり、飛行機で東京まですぐなのに、もったいないと思う関東からの移住者の意見でした。
航空の騒音に関して調べてみると、WECPNLという測定法みたいで、生活騒音などとは測定法が違い、相当ゆるくなりそうですが、宮崎市民と日南市民、都城市民で数万人ほどの署名が集まれば十分話し合いがもてると思います。
また、国や県では、公害(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下及び悪臭)の調停や裁定などによって公害紛争の迅速・適正な解決を図る機関もあり、これらは1万円以下でできます。
公害というのは、ほとんどが市の条例で規制しているので、市議会議員に相談し、市議会で話し合うのが良いのですが、各自治会から代表として出ている人にそこまでの意欲や知識は無いかもしれません。
宮崎市公害防止条例
宮崎市公害防止条例施行規則
まあ、裁判しても30万ほどですので、30人で1人1万円でしっかりとした話し合いがもてます。
実際は、住めるところがかなり少ない宮崎市でした。良いお住まいが見つかると良いですね。
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